
どんな脱毛法を選んだとしても、エステかクリニックかどちらを選んだとしても、脱毛の施術にはかなり長い期間を要します。これは当該機関が儲けようとして顧客を引っ張っているわけではなく、毛周期(もうしゅうき)という毛の寿命に関わる生理のためなのです。毛の生理を正しく理解し、脱毛方法を選択してください。
全身の毛は生えている箇所によってさまざまな形態をしています。直毛であったりウェーブ状であったり、太い剛毛であったり、細いうぶ毛であったり...大きく分ければ、毛は「性毛」と「無性毛」に大別できます。
性毛とは第二次性に伴い生えてくるワキ毛や陰毛を指します。男性の場合にはヒゲや胸毛、濃いスネ毛も性毛です。性毛の特徴は、体臭の元となるアポクリン汗腺を有すること、毛が太くて生える方向がバラバラで、強くねじれており、毛包の組織が強いことです。
無性毛とは、上記性毛以外のすべての毛を指します。無性毛の特徴は、毛が細く、生えている方向が一定です。
毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルから成ります。成長期の長さによって毛の伸びる長さも決まります。
例えば、頭髪では1日に約0.45mm伸びます。成長期が男性で3〜5年、女性で4〜6年です。つまり、最長で6年だとすると約1mになります。毛髪の長さの限界は1mということになります。
一方、眉毛や睫毛は成長期が約1ヶ月と短いのです。そのため、毛の長さも伸びすぎることなくほぼ一定の長さでそろうことになります。
このように毛は各部位によって成長する期間や伸びる速度が決まっています。
☆成長期:毛が成長する期間です。毛母細胞が活発に分裂して毛が成長し、皮膚表面に出て伸びていきます。
☆退行期:成長を終えた毛が抜けるまでの期間です。毛母細胞の分裂が停止し、毛の成長が止まります。この毛が抜けるまでの期間です。
☆休止期:毛が抜けて次に成長を始めるまで活動を停止している期間です。抜けた毛が再び成長するまで、皮膚の中で休んでいる期間で、休止期に入ると脱毛できません。電気脱毛でもレーザー脱毛もターゲットとなる毛がないので脱毛はできないのです。永久脱毛が一度の処理できず、数回に渡って処置が必要なのはこのためです。
無性毛は脱毛の対象にならないと思いますが、成長期が男性で3〜5年、女性で4〜6年、退行期が2〜3週間、休止期が3〜4ヵ月です。毛周期は男性で3.5年〜5.5年、女性で4.5年〜6.5年ということになります。
性毛の毛周期は1〜2年です。脱毛が間隔をあけて数回行われるのも、脱毛の保証期間が2年というエステやクリニックが多いのはこのためです。